親御さんの多くは「子供をどのように育てていったらよいのか」「子供の教育をどうしたらよいのか」に頭を悩ませているかと思います。
我が家もそうなのですが、ありがたいことに僕は、働き方に時間の融通が効くので我が子に向きあえる時間が多くあるんですね。
(妻がフルタイム正社員に対して夫の僕がフリーランス的自営業)
そんなこともあって、どちらかというと妻より僕が教育関心高めの家庭となっています。
また、僕がこれまで生きてきた中で、自分の親が方向性を決めていた教育の良い面と悪い面の両方を感じることがしばしばありました。
今でいうところの「教育虐待」までは行かないものの、学歴や成績が良いことが価値観の中心にあったように思える両親の元で育ち、親に勉強ばかりさせられて進学校(偏差値70超の高校)に進んだという思いが強く、そんな家庭環境の反動に苦しみドロップアウト気味に。
特に「親からの評価が勉強の結果に偏ったことによる弊害」や「親の価値観に色濃く影響を受けて育った先の時代の変化」といった点で、自分自身が一時は生きづらさを抱えていたことも、子育て・子供の教育について深く考えるようになった理由です。
さらには、自分の仕事が時代に追い越されていく感覚も影響しています。
WEB・ネット系広告関連の仕事をし始めたのが2006年頃。当時インターネットはかなり普及してきていましたが、まだネット広告の仕事はマイナーな部類で、仕事としてはアーリーアダプターぐらいの感覚がありました。
しかしその後のスマホの普及もあって、ネットは完全にインフラとなりました。
そんな社会・時代の変化の流れの中で、2018年頃には「自分のやっている仕事が時代に追い越されていく感」を強く持ったのです。
特に、デジタルネイティブの中でもネット普及後の世代が社会人になったり、AIがデジタル広告の領域にどんどん取り入れられていくようになったことが大きいですね。
シンプルに言ってしまうと「ついていけなくなった」訳です。
ちょうどその頃が息子の小学校入学の少し手前で、「自分の考えや子供の教育について、今ではなく先を見据えたアップデートをしていかないと変化についていけない」と思うようにもなりました。
画像にある子育て本は、全部自分で買って読んだものです。
正解を見つけたいというよりも、いろんな考え方や方法を頭に入れておくことで引き出しを多くし、柔軟に対応できるようになりたいという考えに基づいています。
子供の方向性や可能性を親が主導で導くためではなく、子供が興味関心を持って没入したり、選んだ道を「大丈夫だよ」と言ってやれる親の力をつけたいんですよね。
親がいろいろな方向性を見せるのはよいと思うのですが、親が子の方向性を一方的に決める、興味関心を親が考える方向にばかり持っていくというのは、行き過ぎると教育虐待につながりかねません。
僕自身がこれに苦しめられた経験があるので、そうならないように心に留めつつ、子供が興味関心を持ったことに対する環境を整えてあげたいところ。
それには、情報を仕入れること以上に、子供の話をていねいに聞いて、様子を見ていくことが非常に重要かなとも思っています。
そもそも、子育てしていると子供から学ぶことも多いですよね。子供の様子を見ているだけで、親の僕は楽しませてもらっています。
このサイトでは、そんな思いのもとでの子育て・子供の教育こと、また、子育て関連本の感想や学習教材のレビューほか、STEAM教育、エドテック、家庭用ロボットやAI家電の体験談などをアップしていきます。