うちの子は、計算問題はスラスラ解けるのに、文章問題がとにかく苦手!!どうしたら理解してくれるの??
そんな風に悩んでいる親御さんも少なくありません。
実は私もその中の一人。
うちの息子も超がつくほど文章問題が苦手でした。
毎回チンプンカンプンな回答を連発…。そもそもちゃんと読んでるのか!と。
だんだんイライラして来て教える事を放棄したくもなるのですが、苦手なままにしておく訳にもいきませんよね…。
文章問題が解けないと、算数や国語だけでなく他の教科にも影響が出てきます。さらに将来の選択肢を狭める可能性も・・・。
そうならない為には、やはり早めに対策する必要があります。
そこでこの記事では、私も実践した今日から始められる文章問題を克服する勉強方法と、親の関わり方についてご紹介したいと思います。
本当に克服できるの?そう感じるかもしれませんが、うちの息子はこの方法で文章問題への苦手意識がなくなり、問題をしっかり読んで回答できるようになりました。
あなたも是非今日からお子さんと実践してみてくださいね^^
文章問題が苦手な子の3つの特徴
実は文章問題が苦手なお子さんには以下の特徴があります。
- 国語が苦手
- 文章がそもそも読めていない
- 読解力がない
ひとつひとつ解説してきます
国語が苦手
実は寡黙な子だけじゃなく、どちらかと言えばおしゃべりタイプなのに国語が苦手という子どもも少なくありません。
特に言葉を話すのが他の子よりも早かったし国語は得意そうなのに…なぜ苦手なの?
と不思議に感じるママも多いんです。
それは国語は単純に日本語が読める・話せるだけでは足りないからです。
まずは言葉をどれだけ知っているかがベースにあり、その上に「文章を読む力」「問題を解く力」「質問に答える力」が必要になってきます。
文章がそもそも読めていない
ひらがなカタカナは書けていても、字を読むのになかなか慣れない子も…。
まずは、お子さんが文章をしっかり読めているのかお家で気にかけてあげてください。そして読むサポート・練習をすることで文章問題を解く力が付いていきます。
小学校の宿題の音読はとっても大切な勉強だったんです!
読解力がない
読解力とは読む力のことです。
ひとつひとつの言葉の意味や漢字が分かっていても、その文章が何を伝えようとしているのか理解できなければ質問の答えに辿り着くことはできませんよね。
お子さんに「今日は学校でどんな勉強をしてきたの?」と聞いてみて「わからない」と答えたら少しだけ注意してください。
うちの子は読解力あるのかな?と心配な場合は以下の簡単なワークシートでもチェックできます。
是非チェックしてみてください^^
読解力をチェックするワーク(小学一年生)
質問①:いちごと りんご どちらが おおきいですか?
質問②:みかんが すきなのは だれですか?
この問題に答えられなければ解読力を上げる必要があります。
文章を読む力を付ける為には、正しく文章を読む練習が大切です。
今からじゃ遅い?なんて心配する必要は全くありません^^
次に今日から実践できる、文章問題が苦手を克服するための勉強方法をご紹介します。
文章問題が苦手を克服!今から出来る3つの勉強方法

それでは文章問題がスラスラ解けるようになる勉強方法を3つお伝えします。
今日から出来る勉強方法ばかりなので、是非実践してみてください^^
声に出して文章を読む
音読を甘く見てはいけません。とにかく騙されたと思って毎日5分でもいいので音読してみてください。
ほとんどの小学校は音読の宿題があると思うので、是非しっかり聞いてみてください。
音読を嫌がる場合はお母さんと交互に読み上げる方法も効果があります。
音読が良い所
- 目で読むよりも自分の声を耳から入れることで理解が深まる
- 自然と接続詞が身につく
- つまづきポイントが分かる
英語を勉強する時も声に出すと理解が深まると言われています。
これは声に出して文章を読む事で理解が深まるのと同じ原理です。
目で追うだけの黙読は文字を「見ている」状態に近いので、自然と自分が理解できる部分だけしか頭に入ってこない場合もあります。
流し読みの状態ですね…。
この場合は音読するとすぐに文章を理解できる場合が多いです。
また音読してみてスラスラと読めない場合 は言葉の意味を理解していない事があるので、突っかかる単語の意味を
教えてあげてもいいですが、お子さんと一緒に調べてみるのも楽しいと思います^^
この時に子どもが「これはどんな意味か分からない」と質問しやすい雰囲気を作ることも大切です。
分からないことは恥ずかしいのではなくて聞けるのはカッコいい事だよ、と子どもがポジティブに捉えられると質問力が上がって語彙力に繋がります。
文章中の「これ・それ・あれ・どれ」が何を指しているのかクイズにして聞いてみる方法も面白い勉強法です。
うちの子の国語辞典


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文書問題は文章を区切ると分かりやすい

上の文章を見てください。「2わとんでいきましたが、あとから4わきました。」接続詞が付くことで2つの文章が繋がっています。
大人であれば流れが理解できますよね。
でも、ひらがなや漢字を習いたてのお子さんの場合は混乱してしまう可能性もあります。特に低学年の問題にありがちな、ひらがなだけの文章の場合、区切る場所が分からなくて意味が理解しにくいです。
まずはお子さんと文章を以下のように区切る練習から始めて見てください。
そして、区切って読むことで一つの文章毎に何を言っているか?をイメージします。
⇓⇓

想像しながら読む
想像しながら読む、という事は頭の中でイメージするという事。
もしもイメージするのが苦手な場合は、お母さんが一緒に問題を読みながら図式化してみましょう。
例えば算数の文章問題だったら・・・
問題:Aちゃんはクッキーを5まいもっていました。Bちゃんに3まいあげました。Aちゃんは何まいクッキーをもっていますか。
A 〇〇〇〇〇
↓
B 〇〇〇
↓
A 〇〇
こうすると理解がグッと深まります。
国語の文章問題が苦手な子は絵本を活用!
国語の文章問題に慣れるためには初心に戻り絵本を活用しましょう。
挿絵の多い絵本を使うことによってイメージする力が養われます。
出来ればお子さん本人と一緒に絵本を選んでください。
自分が好きな本は何度読んでも飽きないですし、自分が興味を持った本に出逢うことで読書が好きになるきっかけになります。
例えば絵本の中にこのような文章があったとします。
はなちゃんの絵をみて おかあさんは にこっと笑いました。 はなちゃんは うれしくなりました
はなちゃんはどうして嬉しくなったのかな?
と読みながら疑問が持てたらバッチリです!
お子さんの側で絵本を開きながら「なぜかな?」と問いかけてみましょう。
そうする事で、文章を読みながら想像する力が付きますし、繰り返すことでも接続語も自然と身につきます。
また高学年や中学の国語の物語文のテストでは、登場人物の気持ち答える問題が必ず出題されます。
小学生低学年の頃から文章を想像し、読めるようになれば心情の問題も解きやすくなるメリットも。
文章問題が苦手な子におすすめ通信教育は紙教材

今は電子端末を使った通信教育が注目されていますが、文章問題が苦手な子には紙媒体一択です。
なぜなら文章問題を克服するためには、以下のような学習が大切だからです。
- 文章を流し読みさせない
- 疑問をそのままにしない
- 文章を図式化する癖をつける
タブレット教材は自動でマル付けや、間違えた部分のやり直しがすぐに出来るメリットはあります。
しかし、答えを覚えていたら考えずに正解にすることもできてしまいますし、どんどん進んでいってしまいます。
その点紙教材は、書き込みができ、疑問があればページに戻りやすいなど、ページをめくって知りたいことにたどり着けるため、自ら考える力が付く紙教材がおすすめです。
でも解き終えた教材はすぐ不要になるのかな?いいえ、そんなことありませんよ。
本棚に本(教材)がどんどん増えていくのも紙媒体の良さです。わが家では、こんな事が書いてあったよね、ここではこうだったよね、など子どもが疑問に感じたことを調べるのに使っています。紙媒体は本のような役割ももってくれますよ。
これを選んでおけば間違いなし!紙教材の通信講座ランキング
紙媒体が良いのは分かっても、通信講座はたくさんあってどれを選ぶか悩みどころですよね。今回は文章問題を克服したいお子さんにぴったりな通信講座をランキングで紹介します。
\無理強いは絶対ダメ!/褒めて文章問題苦手意識を改善!
文章問題苦手意識を改善する近道は文章を読むことが楽しい、とお子さんが思うようにすることです。
そこで大切なのは両親のサポート。お母さんやお父さんの出番です!
具体的には・・・・
- 本人が好きだという絵本を読む(読み聞かせる)
- 絵本を読みながらお子さんと感想を言い合う
一見、文章問題が得意になるには関係がないように感じますよね。でも「勉強している」と子どもに感じさる事なく、力をつける方法なのです。
たくさん練習問題を解くのも勿論大事です。
でも勉強時間の他にお子さんとコミュニケーションが取れる方法で、文章に触れてみてください^^
ポイントは親が先を急がないこと。
いつまで経っても出来るようにならない・・・
なぜ分からないの・・・
このままだったらどうしよう・・・
そう心配したりイライラしてしまう気持ちもわかります。(過去の私)
国語力を高めるのには時間がかかる、と覚えておいてくださいね。
文章を読むのが楽しい!そう本人が思うことが一番大切です。
きっと「あれ!?前はつまづいていたのに理解できてる。解けるようになってる。」とお子さんの成長を感じる瞬間がやってきますよ。
「すごいね」
「出来たね」
「そんなふうに考えたんだね」
そんな一言がお子さんの自信に繋がります。
スモールステップ♪小さな成長を積み重ねを大事にしましょう。
親子で楽しく続けられうように工夫しながらサポートしましょうね。