子供のゲーム問題 やりすぎの影響とゲームキッズの将来性

ゲームばかりしている子供が受ける影響は?メリットとデメリットを解説

「eスポーツ」という言葉も最近ではよく耳にすることも多くなりましたが、ゲームをすることが職業になる時代ですが、親としては「ゲームが子供に悪影響を与えるのではないか?とやはり心配ですよね。

そこで、こちらの記事ではゲームが子供に与える影響についてメリットとデメリットを解説していきます。

子供が1日にするゲームの時間は?

2020年1月に小学生以下の子供を持つ親 1,178名に「子供のゲームのプレイ時間は何時間が適切か」意識調査を行いました。

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30分以下が12.7%、1時間が47.6%、1.5時間が11.4%、2時間が15.7%、2.5時間以上が4.2%、その他が8.4%。
半数以上の家庭で1日にゲームをする適切な時間は、1時間以内という結果です。

みなさんの家庭では、子供が1日に何時間くらいゲームをしていますか?

ゲームばかりしている子供のデメリット

ゲームが子供に与えるデメリットとして6つを解説していきます。

学校の勉強が疎かになる

長時間ゲームをするとその分勉強する時間が少なくなるのは当然ですね。

2020年から日本全国の小学校でもプログラミング教育の授業が必須化されましたが、あくまでもプログラミング的な思考(論理的に物事を考える力)を身につけることを目的とした内容です。ゲームをしていてもプログラミング教育の授業で役に立つとは言えません。

視力が低下する

ゲームだけではなく、スマホやテレビなど電子機器を長時間見ていると視力は低下します。

子供は大人と比べて視力がまだ強いので、長時間見続けることが出来ます。視力が落ちたら長時間メガネやコンタクトをつければ解決するから問題ないという考えもありますが、視力が低下しすぎると視力障害や最悪失明するケースもあります。

運動能力や体力がつかない

ゲームは、基本的に指先だけを使って遊ぶものがほとんどです。体全体を使わない分、エネルギーを消費しないので太りやすくなったり体力が低下してしまいます。体力がないと病気になりやすかったり、怪我をしやすくなりがちです。

体力は大人になって更に実感しますが「大切な財産」です。

コミュニケーション能力の低下

ゲームばかりしていると人と話す時間が少なくなります。友達や兄弟と一緒に話しながら遊んでいる時はまだ良いかもしれませんが、一人でやるゲームは基本的にコンピューターが話し相手です。いくら人工知能が発達してきたとはいえ、まだまだ人間と同じようにコミュニケーションを取ることは難しいです。

最近では、チャット機能などがついてオンライン上で他のプレイヤーと会話することも出来るゲームも出てきていますが、文字だけのコミュニケーションがほとんどです。

人と直接話さないとコミュニケーション能力はどんどん衰えていきます。

暴力的になる可能性も?

こちらに関しては、過去にたくさんの研究結果や実証データがありますが、影響があるという結果もあれば影響はないという結果もあってどちらが正確なのかは分かっておりません。

子供が格闘や戦闘系のゲームをすると暴力的なシーンが出てくるので、性格も攻撃的になってしまうのではないか?という考えになりますよね。しかし、ゲームだけではなく、テレビや映画などでも暴力的なシーンばかり見ているのも同じです。

ゲーム依存症(ゲーム障害)になる可能性

ゲーム依存症とは、オンラインゲームやテレビゲームに没頭し生活や健康に支障をきたす状態になることで、世界保健機関(WHO)でも認定されている病気です。子供だけではなく大人の患者もここ数年で増加してきています。

【主な症状】

  • ゲームの時間や頻度をコントロールできない
  • 日常生活でゲームを最優先にする
  • 問題が起きてもゲームを継続、エスカレートさせる

こちらの症状が1年間続いている場合は、ゲーム依存症と診断されます。

 

ゲームばかりしている子供のメリット

ゲームが子供に与えるメリットとして6つを解説していきます。

楽しいと感じることが出来る

好きなことに没頭している時は脳が活性化されて楽しいと感じますよね。好きなことや楽しいことが何もないというのはつまらないことです。ゲームをすることで楽しいことがあるんだと実感することが出来ます。楽しいと感じることは貴重な人生体験でもあります。

集中力が身につく

子供がゲームに没頭しすぎて長時間するのは良くないですが、短時間で集中してやることで集中力が身につくと言われています。

考える力が身につく

ゲームをスムーズに進めていく上で、ミスをしてしまうと負けてしまったりゲームオーバーになってしまったりします。同じミスを犯さないように気をつけながら進めていく必要があるので、集中力や記憶力は身につきます。

また、パズルなどのゲームは発想力や想像力も養うことも出来そうです。現在のゲームはキャラクター設定やストーリーなど細かいところまで工夫されて作られているので新しいものに触れられる貴重な機会でもあります。

計画的に進める能力が身につく

ゲームを効率よく進めていくために、どのようにしていけば良いのかプロセスを考えます。ゴールがあるゲームなどは目的が決まっているのでその目的を達成するために計画的に進めていかなければいけません。

友達とのコミュニケーションが良くなる

小学校などでクラスのみんながゲームの話題をしている時に会話に入りにくかったりするとつらいですよね。同じゲームをやっていることで、コミュニケーションが活発になって友達との関係も築きやすくなります。

eスポーツ選手になれる可能性

最近はテレビニュースなどでも比較的取り上げられるようになりましたが、プロのゲーム選手になることも出来ます。日本ではまだまだ普及しているとは言えませんが、海外では年収数億円というプレーヤーもいるので一概にゲーム=駄目という考えではない時代になってきています。

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