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なれる職業|できる職種|将来性の有無
向いてる子の特徴|必要なスキル|学習方法
- プログラミングでなれる職業や職種って何があるの?
- 仕事はどんなことをするの?
- プログラミングを使う仕事の年収は?
ここ数年でプログラミングが習い事として人気が上がってきていますが、プログラミングを使う職業や職種はあまり知られていません。
プログラミングを子どもに学んでもらいたい親も子どもの将来にどのように役に立つのかイメージがしにくいと、本当に学ぶ意味があるのか不安になります。
一言にプログラミングを使う仕事といっても、職業や職種によって求められるスキルが違って複雑なため、どんな仕事があるのかよくわからない人の方が多いです。
- プログラミングを学ぶとなれる4つの職業
- プログラミングを使った7つの職種
今回はプログラミングを学ぶとなれる職業や職種の特徴や年収を詳しく解説します。
この記事を読むことで、プログラミングを使った仕事の働き方や収入までわかります。
子どもの習い事としてプログラミング教育に興味があり、どんな職業があるのか詳しく知りたいという方はぜひ読んでください。
プログラミングを使った仕事はいろいろな種類があります。
プログラミングを学ぶとなれる4種類の職業
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なれる職業|できる職種|将来性の有無
向いてる子の特徴|必要なスキル|学習方法
今回紹介する主な職業は以下の4つです。
職業4種 | 仕事内容 |
---|---|
プログラマー | プログラミングによって、さまざまな機能を作り上げる。 |
システムエンジニア | システム開発の段取りを取りまとめる。 |
データサイエンティスト | 膨大なデータを分析し、新しい価値を見つけ出す。 |
Webデザイナー | Webサイトや商品バナーなどの見た目をデザインする。 |
ビジネスなどでIT技術の活用が拡がっていく中、IT人材の数が今後どんどん足りなくなっていくと言われているため、どれも将来性の高い職業です。
プログラミングを使った職業は大きく分けて4種類。
職業1:プログラマー
プログラマーはプログラムを組みさまざまなサービスを開発する職業です。
具体的な仕事内容はプログラムでやりたいことを決めてプログラミングを行い、実際に使えるようにする仕組みを作り上げます。
- Webサイト
- アプリケーション
- ゲーム
- 家電製品
- ATMなど
仕事内容や目的によって、プログラマーが使用するプログラミング言語が違ってきます。
プログラマーの中にも作る仕組みによって種類が分かれていて、大きく分けると以下の4つです。
種類 | 仕事内容 |
---|---|
Web系 | Webサイトやショッピングサイトなどを製作する |
アプリケーション系 | スマートフォンアプリを作る |
組み込み系 | スマートフォンのOSや、洗濯機や乾燥器などの家電を制御するためのプログラムを作る |
汎用系 | 銀行や保険会社、政府のシステムなどを開発する |
プログラマーの年収
プログラマーの平均年収は約430万円です。
経験を積みスキルを磨くことで平均以上の年収を目指せます。
ものづくりが好き、新しいことに興味があるという方におすすめの職業です。
プログラマーは文字通り、プログラムを書く職業です。
作るものによって職種は変わってきます。
職業2:システムエンジニア
システムエンジニアはシステム開発の設計を考える職業です。
- どのような機能をつくるのか
- どのように開発を進めるのか
具体的にはこの2つを考え、システム全体をまとめていきます。
システムエンジニアは開発の中で数多くの工程をこなす、開発のメインとなる仕事です。
工程手順 | 主な担当者 |
①ヒアリング | システムエンジニア |
②要件定義 | システムエンジニア |
③基本設計 | システムエンジニア |
④詳細設計 | システムエンジニア |
⑤プログラミング | プログラマー |
⑥テスト | システムエンジニア |
⑦保守・運用 | システムエンジニア |
プログラミングをするだけのプログラマーよりも幅広いスキルが求められるのが特徴です。
- クライアントの要望を聞き出す「ヒアリング能力」
- 開発チームをまとめる「マネジメント能力」
プログラマーからシステムエンジニアにステップアップすることもできます。
システムエンジニアの年収
システムエンジニアの平均年収は約500万円です。
経験豊富な40代以降の年収が高く、経験の浅い20~30代は平均年収より低くなる傾向があります。
フリーランスになると年収1000万円を超える人もいます。
高い年収を得たい方やシステム開発の工程をマネジメントしたいという方におすすめの職業です。
システムエンジニアは開発のメインとなる職業です。
プログラムを書く以外にも多くの能力が求められます。
職業3:データサイエンティスト
膨大なデータを分析しビジネスにおいて新しい価値を見つけ出す職業です。
分析したデータをもとに企業の売り上げを増やすための何らかの決まりごとやパターンを導き出します。
データサイエンティストとしての働き方は以下の通りです。
職種 | 主な仕事内容 |
---|---|
データコンサルタント | 課題解決のプロジェクトを回す人。 |
データアナリスト | データを分析して課題の原因を見つける人。 |
データエンジニア | データ分析をもとにビジネスで活用するためのシステムを開発する人。 |
インターネットの普及により膨大なデータを集められるようになり、そのデータを活用するための職業ができました。
データサイエンティストの活躍の場は多くのデータが集まる場所ならIT企業以外にも物流や飲食、医療などさまざまです。
Amazonや楽天などの通販サイトで、商品を購入する際に「よく一緒に購入されている商品はこちら」と案内が表示されるのも、データサイエンスの知識が活用されています。
データサイエンティストの年収
データサイエンティストの平均年収は696万円です。
日本の平均年収と比べるとかなり高い傾向にあります。
あらゆる現象について「なぜそうなるのか?」原因を追求したくなる探求心の高い人におすすめな職業です。
分析したデータは商品の売上に直接関わります。
その分、データサイエンティストの収入も高くなります。
職業4:Webデザイナー
WebサイトやスマホのアプリのWebページの見た目をデザインする職業です。
企業や個人のホームページの他にも広告バナーやサムネイルなどを作成します。
Web業界は今後も広がり続けるため、Webデザイナーがデザインして作られたコンテンツがさらに多くなります。
Webデザイナーに求められるスキルは以下の通りです。
- デザイン能力
- ビジネス能力
- プログラミング能力
デザイン力はもちろんのことデザインしたものを形にするためにプログラミング能力が必要です。
中には、デザインだけに特化したWebデザイナーもいますが、プログラミングができた方が安定して収入を得ることができます。
Webデザイナーの年収
Webデザイナーの平均年収は459万円です。
経験を積んで、WebディレクターやWebプロデューサーなどの役職にステップアップすることで年収を増やせます。
絵を書いたりメッセージを伝えたりすることに興味がある人におすすめの職業です。
プログラムを扱う職業の中でもクリエイティブ系の職業です。
アートやデザインが好きな人にはおすすめ。
プログラミングを使う7つの職種
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なれる職業|できる職種|将来性の有無
向いてる子の特徴|必要なスキル|学習方法
プログラミングスキルを身につけることで、Web系やゲーム系、ロボット系などさまざま分野で働くことが可能です。
ここまでに紹介した職業の中でも働く業界や作るものによって職種が異なります。
プログラミングを使う職種、つまり「どんなものを作っているか」について解説します。
プログラミングを使う主な職種は以下の7種です。
職種7種 | 仕事内容 |
---|---|
Webサイトの製作 | 企業や個人のニーズに合ったホームページを作成する。 |
スマホ、Webアプリ開発 | アプリケーションを開発する。 |
システム開発 | 仕事や生活が豊かになるようなシステムを開発する。 |
AI開発(人工知能開発) | AIの技術を活用して、個人や企業に最適化した システムを作成する。 |
ゲーム開発 | スマホや家庭用ゲーム機などのソフトを作成する。 |
高速処理 自動化システム開発 | 人の力だけでは、時間がかかる仕事を自動的に 処理してくれるシステムを開発する。 |
ロボット開発 | 受付や荷物の運搬など、人の代わりをしてくれる ロボットを作成する。 |
それぞれの職種の内容について紹介していきます。
プログラミングを使って何を作るかによって職種は分かれます。
職業と同じ意味で使われることもありますね。
職種1:Webサイトの作成
企業や個人のホームページなどのWebページを作成する仕事です。
Webページを作りたい人の要望にあったデザインのサイトを作成し、集客や販売などの手伝いを行います。
設計したデザインを、実際の画面に表示させたり、機能を付けたりするためにプログラミングが必要になります。
Webデザイナーがすべて1人で作ることもありますが、案件が大きくなるとそれぞれ役割を割り振ってチームでWebサイトを作成することもあります。
- プロデューサー
- ディレクター
- プログラマー
多くの企業でホームページを持っていることが当たり前となり、個人でもブログを開設する人が増えているため、Webサイトを作るの需要の高い職種です。
新しいWebページを作る人がいる限りなくならない職種です。
職種2:スマホ、Webアプリ開発
スマホやWeb上で使用するアプリを開発する職種です。
スマホの普及により、アプリを使ったサービスを提供する企業が増えてきており、需要は高まり続けています。
- 大手の企業
- コンビニ各社
- ドラッグストア
- 近所のスーパー
スマホで何でもできるようになってきているのは、今までWebサイトからでないとできなかった機能をアプリに詰め込んで開発してくれている職種があるからです。
今後もいろんな機能がついているアプリの開発は数多くあるため、そうしたアプリに興味がある方にはおすすめの職種となります。
いろんな企業がアプリを作っているので、Webページの代わりにアプリを作る仕事は増えています。
職種3:システム開発
システム開発とは、仕事や生活がより効率よく行えるように支援してくれる仕組みをプログラミングで作る職種です。
システム開発によって、インターネット上で商品の販売ができたり、在庫管理が容易になったりします。
こうしたシステムが無かった時代は、
- 注文を電話で受け
- 聞き取った情報のメモを取り
- 商品の在庫のチェックも紙の台帳で確認
- 商品の発送もすべて手作業
これらの作業を人の手で行っていました。
今から考えるとかなり手間のかかる作業が多く間違いも多かったです。
仕事を効率化するものから生活を豊かにしてくれるものまで、幅広いニーズがあり需要の高い職種です。
決まったルールで動く仕組みはシステム化することで効率化できます。
職種4:AI開発
AI開発とは、AIを応用したサービスを開発する職種です。
Youtubeなどで表示されるオススメ動画・音楽などは、利用者の検索履歴や視聴した情報をもとにAIが自動で判断したものです。
最近ではAIが指定した条件でイラストを描いてくれたり、まるで人と会話しているようにチャットできるようになったりなどさまざまな分野でAIの活用の場が拡がっています。
AIを使ったサービスは今後増え続けるので、大きく拡大する職種だと言われています。
AIを使ったサービスはどんどん増えていくから、AI開発はこれから伸びます。
職種5:ゲーム開発
スマホゲームやswitchやPS5など家庭用ゲーム機、オンラインゲームなどのゲームを作る職種です。
小学生がなりたい職業の中で、毎年ゲーム関連の職業は上位に入るほどの人気です。
ゲームを作るために使うゲームエンジンと呼ばれる特別なツールを使いますが、使いこなすにはプログラミングスキルが必要です。
最新の技術を活用してこれまでにない全く新しいゲームが誕生したり、進化が止まらない分野です。
今後もゲームを楽しむ方がいる限り続く、安定した職種です。
みんな大好きなゲームを作る仕事は人気の仕事で目指す人も多いです。
職種6:高速処理・自動化システム開発
人が行うと手間や時間がかかったり、ミスが発生しやすかったりする作業を機械に任せるシステムを開発する職種です。
例えば、工場で大量の製品を作るとき、どれくらいの商品を生産するのかは過去の売上データを高速で処理するシステムによって計算されています。
また、生産工程についても作り方を機械に指示する自動化システムを作り出すことで、ほぼ自動で作りたい商品が出来上がっていきます。
高速処理・自動化のシステムを導入することで、人の手がかからなくなり人件費が下がるとともにたくさんの製品を作れるようになります。
生産上でのミスの心配もほぼなくなるので、効率よく商品を作るためにはなくてはならない職種です。
効率よく仕事ができるシステムを作るだけじゃなく、そのシステムが人がいなくても動くとさらに効率的ですね。
職種7:ロボット開発
仕事や生活をより便利に豊かにしてくれるロボットを開発する職種です。
ロボットの構造は、簡単に言うと以下の3つでできています。
- 体になる骨格
- 動くためのモーター
- どう動くかを判断するセンサー
センサーによって得た情報をコンピューターで処理し、モーターをどれだけ動かすか、調整するためにプログラミングが必要です。
- ファミレスの食事を運ぶロボット
- 家庭のお掃除ロボット
- 製造業での生産ロボット
- 運送業での自動運搬ロボット
最近では身近にロボットが動いているところを見る機会も増えてきました。
働く人の数減ってきている今の時代、ロボットの必要性は高くなってきており、これからよりいっそう活躍できる職種です。
人が考えて動かなくてもAIとロボットが代わりに動いてくれるように開発する職種です。
プログラミングの将来性
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なれる職業|できる職種|将来性の有無
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IT人材不足とプログラミングを使った仕事の需要が高まるので、プログラミングは将来性がと言われています。
今後も社会に必要とされ、高収入を見込めるのでプログラミングを学んで損はありません。
プログラミングを学ぶのは単純にいい仕事に就きやすいだけでなく、次のような力も身につきます。
- 順序立てて考えられる力
- 粘り強く取り組む姿勢
こうした力が身についていると、国語や算数などの一般教科の学びにもプラスになります。
頭の柔軟な幼少期から積極的にプログラミング教育をしていくことは、子供の将来に有利に進んでいきます。
>>【プログラミングの将来性】IT人材の不足と高まる需要で将来性あり|4つの理由を解説
プログラマーを目指すなら早いうちにプログラミング学習を始めると有利です。
プログラミングが向いてる子の特徴
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なれる職業|できる職種|将来性の有無
向いてる子の特徴|必要なスキル|学習方法
- モノ作りが好き
- 好奇心が旺盛
- 一つのことに熱中する
- パズル・クリエイティブ系のゲームが上手
プログラミングが向いてる子はこのような特徴があります。
これら特徴のうち、いくつかが当てはまる子はプログラミングを学ぶと成長が早い可能性が高いです。
プログラミングを学んでプログラミングのスキルを身につければ、将来の仕事の選択肢を増やせるのでぜひやってみるべきでしょう。
子どものうちから始めればプログラミングだけでなく、学校の勉強の理解力アップにもなるので、やってみて損はないでしょう。
プログラミングが向いてる子と向いてない子の特徴を詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。
>>【適性がわかる14の特徴】プログラミングが向いてる子と向いてない子の違い
向いてる特徴に当てはまる子は才能がある可能性が高いので、始めてみないと損です。
仕事にするために必要なスキル
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なれる職業|できる職種|将来性の有無
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- プログラミング言語を習得
- プログラミングの仕組みを理解
- 開発ツールの使い方を習得
- エラーが出たときに解決できるスキル
プログラミングの仕事に就くためには、これら4つのスキルが大事です。
まず少なくとも1つ以上のプログラミング言語を使いこなせないといけません。
次にプログラムの基本となるデータ構造を理解し、効率的なコードを書けるようになることも必要になってきます。
また、仕事を始めてからでも良いですが、開発ツールを使いこなすスキルも身につけなくてはいけません。
これらのスキルを身につければ、プログラミングの仕事にするための準備にはなるでしょう。
最初から完璧にスキルを身につけなくても就職はできます。
仕事にするための学習方法
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向いてる子の特徴|必要なスキル|学習方法
必要なスキルを身につけるには
- 独学で学ぶ
- プログラミング教室を利用する
この2つの方法があります。
将来的にプログラミングを゙使った仕事を行っていきたいのであれば、やはり独学よりもプログラミング教室で学ぶ方がおすすめです。
とはいえ、プログラミング教室は数多くあり選ぶのも大変です。
教室の選び方を詳しく調べたい方はこちらのページをご覧ください。
>>失敗しないプログラミング教室の選び方|迷わず選べるポイントとおすすめ教室
将来的に仕事にしようとするなら、プログラミング教室でしっかり学ぶ方がが良いですよ。
プログラミングを使う職業と職種まとめ
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なれる職業|できる職種|将来性の有無
向いてる子の特徴|必要なスキル|学習方法
プログラミングを学ぶとなれる4つの職業と7つの職種を紹介しました。
職業4種 | 仕事内容 |
---|---|
プログラマー | プログラミングによって、さまざまな機能を作り上げる。 |
システムエンジニア | システム開発の段取りを取りまとめる。 |
データサイエンティスト | 膨大なデータを分析し、新しい価値を見つけ出す。 |
Webデザイナー | Webサイトや商品バナーなどの見た目をデザインする。 |
職種7種 | 仕事内容 |
---|---|
Webサイトの製作 | 企業や個人のニーズに合ったホームページを作成する。 |
スマホ、Webアプリ開発 | アプリケーションを開発する。 |
システム開発 | 仕事や生活が豊かになるようなシステムを開発する。 |
AI開発(人工知能開発) | AIの技術を活用して、個人や企業に最適化したシステムを作成する。 |
ゲーム開発 | スマホや家庭用ゲーム機などのソフトを作成する。 |
高速処理・自動化システム開発 | 人の力だけでは、時間がかかる仕事を自動的に処理してくれるシステムを開発する。 |
ロボット開発 | 受付や荷物の運搬など、人の代わりをしてくれるロボットを作成する。 |
さまざまな分野でプログラミングを活用する職種が増えてきています。
収入面において、日本の平均年収よりも高い傾向があり、データサイエンティストのようなできる人が少なく新しい職業は平均年収700万円を越えます。
他の職業も新しいスキルを身につけ、ステップアップすることで実力に応じた高い収入を得られる魅力的な業界です。
IT技術は今後も発展し続けるため、プログラミングを使用できることで、将来の仕事選びがかなり有利になります。
子どもの将来のために、プログラミングを学んでみてもらいたいという方は、手軽な方法からプログラミング学習を始めてみましょう。
プログラミングを使う仕事には魅力がいっぱい。
子どものうちから学ぶと将来が有利になりますよ。