- 習い事っていくつから多すぎなの?
- 習い事を多すぎるとどういう影響があるの?
- 習い事を追加してもいいか迷っている
子どもの習い事が多すぎないか、多すぎるとどんな影響があるのか気になる方は多くいます。
最近では複数の習い事をしている小学生も多く、中には毎日何か習い事をやっているという教育熱心な家庭も珍しくはありません。
本記事では習い事が多すぎると子どもにどういった影響があるのか解説していきます。
- 習い事させすぎによる子どもへの影響
- させすぎのサイン
- 親がやるべきこと
- 習い事が多いメリット・デメリット
この記事を読むと習い事が多すぎて逆にマイナスになってしまうことを避けられるようになります。
結論をいうと、子どもによりますが習い事は3つまでなら多すぎではないでしょう。
最近は習い事が多くて大人よりも忙しい子どもも増えてきています。
子どもの成長のためにも、生活のバランスが崩れないように習い事を活用していきたいですね。
習い事は子どもにいい影響がありますが、させすぎはマイナス効果です。
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習い事が多すぎると子どもへの影響は?
- 子どもの自由な時間がなくなる
- 生活リズムがくずれる
- ストレスが多くなり精神的に不調になる
- 好きなことも嫌いになる
習い事は子どもの成長にプラスになりますが、多すぎると生活に余裕がなくなります。
子どもにもさまざまなマイナスが出てくるので、習い事のさせすぎはよくありません。
中には習い事が多くて学校の宿題もできないという子もいます。
やりすぎてマイナスになったら意味ないよね。
習い事をさせすぎのサイン
習い事が多くて子どものストレスが大きくなっていくと、はっきりと不調として現れます。
- 会話が減る
- 食欲がなくなる
- やる気がなくなる
- 元気がない、怒りっぽくなる
- 体調を崩すことが多くなる
習い事が多くても子どもがやる気があって、負担になっていないなら問題ありません。
ですが、子どもの様子がおかしいと気づいたら、すぐに対処してあげてください。
子どもの変化にすぐ気づけるように、毎日ちゃんと顔を見て話しましょう。
習い事が多すぎた子が起こした出来事
習い事が多すぎた子どもに起こった話があるので、参考までに紹介しておきたいと思います。
主人公となる子は小学5年生の男の子で、教育熱心な家庭の勉強がよくできる子でした。
親が子どもの気持ちを無視して、習い事をたくさんさせたところから話は始まります。
習い事が多すぎた子に何が起こったのかな?
習い事の数
男の子は当時学校のクラブ活動でサッカーをしていました。
クラブ活動が終わって家に帰ってきたあと、曜日によって、
- 学習塾 80分×2コマ×週2
- 英語塾 80分×週2
- 水泳教室 90分×週1
それぞれの習い事を抱えていました。
英語塾と学習塾がそれぞれ週2回あり、日曜日には水泳教室があることで、その子はクラブ活動+週5でという日々。
家に帰れる時間は英語塾の日が午後9時半、学習塾の日の帰りは午後10時半という時間。
最初のうちは全部の習い事を真面目に通っていた子ですが、行動に変化が出てきます。
クラブ活動に週5の習い事はかなりハード。
子どもへの影響がないわけがありません。
子どもに現れた異変
そんな忙しい日々を送っていた子どもに少しずつ変化が出てきました。
- 朝なかなか起きてこない
- 塾の日なのに学校から帰ってこない
- 帰ってきたら疲れて横になる
- 通っていた塾に遅刻するようになる
こうやって見てみると、子どもの不調が明らかにわかりますね。
ですが、この子の親は習い事に行かせていれば、それ以上のことはなにも見ていなかったのです。
そして、はじめは数分~10分くらいの遅刻だったものが、徐々に長くなっていきます。
2科目あった学習塾の授業の1つをサボるほど遅れてくるようになっていきました。
子どもがサボるようになっても、親は気づかないものなんだね。
塾の日の行動
あとからわかることですが、この子は塾には遅れて来ていましたがちゃんと間に合う時間に家を出ていました。
塾に行くまでの時間をショッピングセンターを一人でうろうろして暇をつぶしていました。
- 本屋さんで漫画を読む
- 家電コーナーでテレビを見る
- 食品コーナーで試食を食べて回る
最初は遅刻することへの罪悪感もあったものの、塾から家に何の連絡もないことから、少しずつサボりの時間も長くなっていったのです。
サボりの罪悪感もなくなってしまいましたね。
はじめは1本のペン
その子が時間を潰すときは、お金は持っていなかったため、お金がかからないことだけしていました。
ところがある日、筆記用具を忘れてしまい書くものないと怒られると思って、ショッピングセンター内の文房具売場でシャーペンを1本を盗んでしまいました。
これがその子の倫理観を壊すきっかけになってしまうのでした。
なんとかしないとと焦った結果みたいだね。
消えていく罪悪感
シャーペンを盗んでからその子はどこかで警察が来るのではないかと不安の日々を過ごしていきます。
1ヶ月、2ヶ月がすぎ何事もないことをようやく確信していきます。
結局、誰にもバレなかったんだね。
確信した後の2回目はすぐにやってきました。
いつも行くショッピングセンターで今度は小さなお菓子をポケットにしまい込みます。
今回も心臓がドキドキしたものの初回ほどの緊張はなくなっていました。
この子は何かを盗むことに対しての罪悪感が減ってしまったのです。
何事もなかった、という繰り返しが罪悪感をなくしていったようです。
何事もないわけもなく
しかし、ずっと何事もないわけもなく、当然ながらその子はお店側の通報により警察に補導されてしまいます。
はじめは遅刻もできない真面目な子が、何度も窃盗をするという異常な出来事が起こりました。
その原因はやはり習い事が多すぎたストレスだったのでしょう。
ストレスから正しい判断ができなくなったこの子を、誰も強く責められませんでした。
この子は怒られるよりかわいそうにと言われることが多かったみたいです。
その後
その後、この子は塾は辞めて習い事を減らすことにしました。
時間に余裕ができたこの子は元通り明るく元気な調子を取り戻しました。
日々のストレスから開放されて良かったですね。
習い事が多すぎたことでこの子は、毎日追い詰められた日々を過ごしていたのでしょう。
それに気付かない親は結局のところ、子どものことを何も見ていなかったのです。
もう少し子どもをちゃんと見てあげたら違った結末になっていたことでしょう。
健康を害してでも学ぶことなんてありませんね。
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習い事が多すぎないか親ができること
習い事が多すぎるとデメリットが大きくなる、そうわかっていても複数の習い事をしてみることは決して悪いことではありません。
いくつも習い事をやってみて見えてくることもあります。
習い事を2つ以上やるのであれば、親はできるかぎりのことはするようにしましょう。
習い事はやるべきことを踏まえれば、いくつもやってもいいんです。
生活のバランスを良くする
子どもの生活の中で、学び、遊び、休みのバランスが取れるように親がスケジュールを見てあげましょう。
習い事が多すぎる親は、時間に余裕があると無駄だと感じる人が多いです。
家で遊んでいる子どもを見ると勉強させたくなる人いますよね。
ですが、子どもにとって友だちと遊んだり、一人でゆっくりする遊びや休みの時間も重要な時間です。
習い事の時間を多くしていくと、子どもは寝る時間を減らして遊ぶようになり、生活のバランスが崩れてしまいます。
子どもにとっていちばん大事な時間を減らしてしまうのは良くないので、バランスが崩れないように親がチェックしてあげてください。
子どもの生活のバランスを管理してあげましょう
子どものやる気をチェック
習い事が多すぎるかどうかは、子どもの気持ちが前向きかどうかによっても変わってきます。
子どもが今やっている習い事が好きで毎日でもやりたいと思っているのであれば、休みの時間が確保できていれば多くても問題ありません。
ですが、習い事が少なくてもやりたくないことをやらせているなら、マイナスにしかなりません。
単純に習い事の数や回数だけで判断するのではなく、子どものやる気をよく見てあげてください。
子どもにやる気があるなら多くても大丈夫です。
新しくやりたいこと、辞めたいことを聞く
子どもにとって自分から新しいことをやりたい、今の習い事を辞めたいと言い出すのは難しいでしょう。
- 今の習い事を続けるか
- 新しいことをやってみたいか
定期的に子どもにを聞いてあげると無理に続けることもなくなります。
子どもの興味は成長とともに変わっていくものです。
最初はピアノを好きでやっていたのに、いつの間にかギターがやりたくなるようなこともよくあります。
新しくやりたくなったことを増やしていくと、習い事が多くなりすぎてしまうでしょう。
興味の変化に合わせて、新しく始めること、辞めることを決めていきましょう。
子どもの気持ちを優先する
習い事をするときには子どもの気持ちを優先してあげましょう。
ついつい習い事をしていると親の気持ちが入ってしまいがち。
- この習い事を続けてほしい
- 別の習い事もやってほしい
- 継続しないと効果がない
習い事に対してこのように思うことは悪いことではありませんが、それが子どもに無理をさせてしまっているかもしれません。
そんな状況で子は親になかなか正直な気持ちを伝えられません。
親が子どもの気持ちを察してあげられるように話を聞き出してあげましょう。
正直な気持ちを言えない子も多いので、聞き取りは大事です。
習い事のゴール、辞めどきを決める
習い事をするときに目標、ゴールを持っておくことは大事です。
習い事へのやる気にも繋がりますし、目標を達成したときにその習い事を続けるか辞めるか考えるきっかけづくりにもなります。
- 検定や段位
- 続けた期間(半年、1年)
- 大会やイベント
- 進学
こうしたきっかけを作っておいて、その都度子どもにその習い事を続けたいか、辞めて他のことをやってみたいかを考えるといいでしょう。
ただ続けるのではなくゴールを決めて、達成したときに続けるか辞めるか考えましょう。
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習い事をさせすぎる親の心理
習い事をさせすぎてしまう親はみんなそれが正しいと思っています。
子どもがしているのではなく親がさせているというところが良くないところです。
習い事が多すぎたとしても子どもが喜んでやっていて、生活のリズムも保てているのであれば問題ありません。
習い事をさせすぎてしまう親によくある心理について詳しく見ていきましょう。
親の考えだけで習い事をさせるのは良くないね。
親の考えの押し付け
習い事をさせすぎてしまう親はそれが正しいことだと思いこんでいる方ばかりです。
- この習い事はしたほうがいい
- 空いている曜日がある
- 習い事をしないと勉強しない
- 良い学びの環境を与えている
こうした考えを持って習い事をさせているということもあり、親としては子どもに対して良いことをしていると思っています。
子どものためと思ってやりすぎていると気づきにくいのね。
ですが、これらの考えの中に子どもの意思が含まれていません。
習い事で一番大事なのは子どもがその習い事をやりたいかどうかです。
たまに親の考えと子の考えが一致していることもたまにありますが、子どもが嫌々ながらやらされているパターンがほとんどです。
習い事に来て嫌そうにしている子も良く見かけます。
やればやるほど良いと思っている
習い事をさせすぎてしまう親はたくさんの習い事をやればやるほど良いと思っています。
得られる知識や経験が多くなるから良いことに違いない思いがちです。
確かに子どもの頃の経験はとても価値があります。
ですが、こういう考えをする方は学び以外の時間の重要性を考えていない事が多いです。
習い事を多くしすぎた結果、遊んだりゆっくり休む時間がなくなってしまった子はどこかに不調が出ます。
学びと遊び、休みのバランスの取れた状態が一番子どもの成長に良いと言えるでしょう。
やればやるほど良いというのは間違いですね。
嫌でも継続に意味があると考えている
子どもは習い事に行きたくないと言い出すことがよくあります。
- 先生に注意されて気まずい
- うまくできなくて面白くない
- もっと遊びたい
こうした一時的な理由であれば、すぐに辞めてしまわずに継続するほうが良いでしょう。
たまにイヤイヤするのはよくあることですね。
ですが、子どもが行きたくないという理由が別にあるかもしれません。
- 習い事への興味がなくなった
- 先生との相性が良くない
- いじめを受けている
こうした状況で習い事を続けるのはデメリットの方が大きくなります。
対処できることであればすぐにでも対処をして、できないようであれば辞めることも考えていいでしょう。
習い事はいつか辞めるもの、無理に継続しても自己肯定感が下がることにも繋がります。
習い事が嫌だという理由は、ちゃんと聞いてあげましょう。
過度な子どもへの期待
教育熱心な親は子どもにはこんなふうに育ってほしい、こんな人生にしてほしいといった理想を持っていることが多いです。
また、自分ができなかったことを同じように失敗しないで、子どもには叶えてほしいと思うこともよくあります。
自分の経験からこうすべきという考えを押し付けてしまいがちですね。
ですが、過度な期待は子どもに大きなプレッシャーとストレスを与えてしまいます。
その結果、子どもの自己肯定感や自尊心を傷つけてしまうことも、、、
親が子どもに対して期待してしまうことは自然な感情です。
でも、子どもはその期待を敏感に感じ取り、期待に応えようと無理をしてくれます。
過度な期待をしすぎないように注意してあげてください。
思ってる以上に子どもは親の期待を感じ取りますよね。
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習い事を多すぎるメリット・デメリット
習い事がおおすぎることは、基本的にはデメリットのほうが多くなります。
ですが、子どもは一人ひとり個性があり、多すぎることが絶対にダメというわけでもありません。
必ずしも多いことが悪いわけではないため、メリット・デメリットについて詳しく知っておきましょう。
習い事が多いすぎなことは悪いことばかりではないです。
メリット
習い事をたくさんやるメリットはこうした事が挙げられます。
一つずつ詳しく見ていってみましょう。
才能が大きく伸びる
習い事をたくさんして、努力をし続けると子どもの才能はどんどん伸びていきます。
すごい成果を出して成功している子は、やっぱり努力の時間が人よりも多いことは間違いありません。
だからといって親が強制的に長時間やらせることに意味はありません。
子どもが自分から多くの時間をかけたいと思ってくれるなら、そのやる気に答えるために多くの習い事をやるメリットはあります。
時間をかけるほど能力は伸びますが、子どものやる気がないと駄目です。
活動範囲が広がる
いくつも習い事をしていると習い事毎にコミュニティに参加することになります。
子どもにとって新たなコミュニティは居場所を与えてくれて、活動範囲が広がります。
逆に習い事をしていないと子どもが属するコミュニティは学校だけということも。
一つしかないコミュニティの学校でいじめにあったときに、子どもは逃げ場をなくしてしまいます。
それだけ子どもの居場所を増やし、活動できる範囲が広げられることは、習い事を多くすることはメリットと言えるでしょう。
自分の居場所がいくつもあると安心できますよね。
社交性が身につく
習い事を多くするメリットとして、社交性が身につくということも挙げられます。
習い事にもよりますが、多くの習い事は一人でやるものではなく、
- 習い事の先生
- 一緒に習い事をする友達
など家族以外の人と触れ合う機会を作ってくれます。
家族以外の人と接することで、子どもの社交性は自然と高くなるでしょう。
いろんな人と触れ合うと人間関係がうまくいきます。
さまざまな視点が持てる
習い事で複数のコミュニティに入っていると、それぞれで違った価値観に触れられます。
普通だと思っていたことでも、別の習い事では自分だけができるということもあるでしょう。
習い事によって違った視点が持てると、子どもが自分の強みや魅力を発見するきっかけになります。
一つの習い事だけでは気付けないことにも気付けるのは、習い事を多くするメリットと言えます。
居場所を変えると自分の強みが見えてくるかも。
得意不得意が見つかる
習い事を多くすることで子どもの得意不得意を見つけられるメリットがあります。
子どもの才能を見つけるのは、多くのことを経験してみないとわかりません。
才能がないこと、得意じゃないことをずっと続けていても、思ったように成果が出ないでしょう。
一つの習い事だけでは今やっていることが子どもにとって一番なのかわかりません。
複数の習い事をやっていれば、どちらが好きかは判断できます。
子どもにとってより才能のある習い事を選ぶなら、いくつもやってみると良いでしょう。
やってみないとどれが合うのかわからないよね。
スケジュール管理が身につく
予定通りに習い事に行く習慣が身につくので、自然とスケジュール管理ができるようになるのもメリットです。
また、子どもの習い事が多くなると自由な時間も少なくなっていきます。
時間が少なくなってもやりたいことは減りません。
限られた時間をどう使って遊ぶか休むか考えるようになるので、時間の使い方もうまくなるでしょう。
忙しい中で時間を管理するクセが付きます。
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デメリット
習い事をたくさんやるデメリットはこうした事が挙げられます。
一つずつ詳しく見ていってみましょう。
子どものストレスが大きい
習い事が多すぎると子どものストレスが大きくなるデメリットがあります。
習い事をすればするほど、子どもの自由な時間がなくなり
- 友だちと遊ぶ
- 一人でゆっくり過ごす
- 決まった時間に休む
こうした時間が取れなくなっていきます。
身体的にも精神的にも負担が大きくなり、体の不調をが出てくる子もいるでしょう。
足りない時間を埋めるため、夜ふかしをして生活のリズムが崩れることにも、、、
休みが足りないと成長にも影響するため、ストレスがたまることは大きなデメリットと言えます。
ストレスを貯めながら学ぶのは良くないですね。
お金がたくさんかかる
習い事が多いと当然その分のお金がかかります。
家計に余裕がある家庭は気にならないかもしれませんが、お金をかければかけるほど子どもに期待をしてしまうでしょう。
これだけたくさんお金がかかったのだから良い成果が出る
そんなふうに考えていると子どもへのプレッシャーになります。
お金に余裕があって習い事の費用は気にしないという方でも、お金がかかることはデメリットを作ることに繋がります。
人は損したくないから、かかったお金の分、成果を求めてしまいます。
本当にやりたいことがわからなくなる
習い事が多い子どもは興味を持ったことを全部やっているとことがよくあります。
子どもが興味を持ったことを伸ばしてあげるのはとても良いことです。
ですが、いろいろとやるうちにどれが本当にやりたいのかわからなくなってしまうデメリットがあります。
どれが一番か決められないと習い事を全部やり続けることになって、子どもがいずれ疲れてしまします。
たくさん興味を持ってくれるのはいいことですが、一番が決められなくなるのはデメリットにもなります。
できることは限られるから、どれがやりたいかは決めていかないとね。
中途半端になる
習い事が多すぎるデメリットとして、習い事がどれも中途半端になってしまうことがあります。
いくつも習い事があると一つのことにかける時間が少なくなってしまいます。
自分の得意を探すために多くの習い事をやってみるのは良いことです。
でも、ずっと多くの習い事をやっていると、一つのことに集中している人よりも成長が遅くなるでしょう。
他の人と比べてしまってやる気を無くすかもしれません。
習い事をいくつも続けるのは一つのことに集中できなくなるデメリットとなります。
良い成果を出すなら、どれかに絞っていきましょう。
学び自体を嫌いになる
親が無理にたくさんの習い事をさせていると、子どもが何かを学ぶこと自体を嫌いになり、成長しない子になるデメリットもあります。
子どもが好きでやっていない習い事だと、単純に親への反抗=学ばないこととなってしまうため、反抗期になる子ほど習い事を嫌いになるでしょう。
まだ親への反抗として嫌いになるのなら、自分で興味のあることは学んでくれるかもしれません。
ですが、学びがトラウマになると、学ぶことに対して自然と体が拒否反応を起こすようにもなります。
子どもの人生に大きな影響を与えてしまうため、学びを嫌いになる可能性はデメリットとなります。
学ばない人になってしまうと苦労する人生になるかも。
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習い事3つは多すぎ?2つなら?
習い事の数はいくつから多すぎなのか気になる方も多いでしょう。
平均では2個以下という調査結果も出ていますが、子どもによっては2個でも負担になる子もいます。
子どもによっていくつがいいのかは変わってきますが、平均的な習い事の数を見ていってみましょう。
平均は2個以下だけど、2個でも多いと感じる子もいます。
【2022年版】第8回子どものおけいこ事に関する調査|アクサ生命
アクサ生命が調査した2013~2022年までの調査では、習い事の数の平均は1.53個となっていました。
習い事を1している子の割合が年々増えていて、3つしているこの割合が減っています。
- 習い事をしていない子
- 2つ以上習い事をしている子
これらの割合が少しずつ減っていることがわかります。
株式会社イオレの調査では習い事は2つが全体の約4割と一番多くなっています。
続いて1つ、3つという回答が約2割あるため、全体で見ると3つ以下の子が80%ということになります。
3つまでなら多すぎではないことがわかりますね。
習い事に最適な数
各社の調査結果から最適な数は2個と言えますが、子どもによって適切な数は変わってきます。
2つの習い事の種類としては、
- 運動系+学習系
- 運動系+芸術系
- 学習系+芸術系
こうした組合せで習い事をしている子が多いです。
中でも運動系と学習系の組み合わせが圧倒的に多くなっています。
種類の違う習い事を1つずつやる子が多いのね。
たとえ習い事が2つでも
- 1つの習い事が週2回以上ある
- 1回の習い事の時間が90分以上ある
こうした環境だと、子どもへの負担が大きくなります。
でも、子どものやる気があるなら、回数や時間は多くても大丈夫なこともあります。
ただ週4回以上になると身体的に疲れが溜まりやすくなります。
ストレスを抱えやすくなるため、子どもの様子には日頃から注意が必要になってきます。
やる気があれば多めにやってもいいけど、疲れは確実に溜まります。
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多すぎる習い事まとめ
- 最適な数は2個
- 習い事1つあたりの回数や時間にもよる
- 子どものやる気にもよる
- 学習系と運動系の組合せが多い
- 3個までは多すぎとは言わない
- 週4回以上は子どもの様子の変化に注意
習い事が多すぎると子どもへ悪い影響のほうが多くなってきます。
習い事いくつも抱え、大人よりも忙しい子どももいます。
毎日学校にも習い事にも言ってたら休む時間が足りないですよね。
確かに世の中で成功している人はたくさんの時間を習い事や努力に費やしてきた方が多いです。
良い人生を歩んでほしいと思うのは親として自然なことで、それ自体はとても良いことです。
ですが、習い事が多すぎて不調になる子は、親が子に習い事を強制していることがほとんど。
習い事に興味を持ってくれてたくさんやってみるのは良いですが、多すぎて生活のバランスが崩れないよう、親がしっかりサポートしてあげましょう。
習い事は子どもがやること。
親は意見を押し付けないようにしよう。
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