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特徴:向いている・向いてない|メリット
向いてないときは?|始め方|まとめ
- プログラミング学習させたいけれど、うちの子はできるのかな。
- プログラミング向いている子ってどんな子だろう。
- 自分の子がプログラミングに向いてなくて挫折してしまったら困るな。
2020年度から小学校でプログラミング学習が必修化され、子どもがプログラミングに触れる機会も多くなってきました。
その理由として、ITグローバル化に対応する人材を育てたいと考える国の流れがあり、プログラミングは需要が高まっています。
プログラミング学習が重要になったきたといっても、親はわからない事だらけ。
親世代はプログラミングの授業を受けていないので無理もありません。
プログラミング学習をする前に、自分の子がプログラミングに向いているか知っておきたいところです。
- プログラミングが向いている子の8つの特徴
- プログラミングが向いてない子の6つの特徴
今回はプログラミングに向いている子の特徴、向いてない子の特徴を紹介します。
自分の子どもがプログラミングに向いているかどうかを知ってからプログラミング学習をするか検討してみましょう。
プログラミング学習が向いているかはこの特徴を見ればすぐわかります。
プログラミングが向いている子の8つの特徴
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特徴:向いている・向いてない|メリット
向いてないときは?|始め方|まとめ
プログラミングが向いている子の8つの特徴を紹介します。
- モノ作りが好き
- 好奇心が旺盛
- 一つのことに熱中する
- パズル・クリエイティブ系のゲームが上手
- ものごとにコツコツ取り組める
- じっくりものごとを考えることが好き
- 調べることが苦にならない
- 失敗しても取り組む忍耐力がある
当てはまる特徴が多い子どもは、プログラミング学習で自分の得意をさらに伸ばせる可能性があります。
プログラミング学習をする前に、自分の子どもがプログラミングに向いているかチェックしてみましょう。
この特徴なら、僕にも思い当たるところがありそう。
モノ作りが好き
工作や折り紙、お絵描きなど何かを作るのが好きな子はプログラミングに向いています。
例えば、レゴブロックやパズルが好きな子は次の力が既に身についています。
- 考える力
- 集中力
- 継続する力
レゴブロックやパズルは一つのものを完成させるまでに これらの力が存分に発揮される遊びです。
レゴブロックやパズルに集中して取り組み、細かいパーツに苦労して組み上げて1つの作品が完成することで達成感が得られます。
プログラミング学習は自分が考えて作ったものが作品となるので、達成感が得られる点ではレゴブロックやパズルとプログラミング学習は同じく変わりません。
「何かを作る」ことの達成感に喜び、何か一つに集中、継続してモノ作りをして遊ぶことが好きな子はプログラミングに向いています。
ブロックでものを作れる力はプログラミングにも役に立ちます。
好奇心が旺盛
さまざまなものごとへの関心が高くて好奇心が旺盛な子もプログラミングに向いています。
「なぜ?」「どうして?」「どうやったらできる?」
と考えられる子は、ものごとへの関心が高く、好奇心と考える力が育まれています。
好奇心が旺盛な子はあらゆることに対して疑問を持って質問を繰り返すため、考える癖がつくいておりプログラミング学習にはとても良い特徴です。
いろいろなことに興味を持てる子は興味を持っていることに対して、知りたい気持ちが強く行動力があります。
どのようなことでも興味を持って自分から進んで調べ、取り組むことができる子は幅広い知識が身につきやすくプログラミングに向いていると言えます。
好奇心の強さはプログラミングへの興味に繋がります。
一つのことに熱中する
周りの声が一切聞こえなくなるくらい黙々と何かを続けられる子どもは集中力が高くプログラミングでもその力を発揮できます。
プログラミングは複雑に考える場面が多々あり、問題に集中して取り組む必要があります。
例えば、集中力のある子どもはパズルを完成に向けて黙々と考え、目的の形にパズルを組み上げていきます。
「完成したパズルははどんな形になるのか?」「このピースはこの場所であっているのか?」
と試行錯誤しながら完成まで集中して取り組めます。
集中力が続かず、他のことに興味がすぐ移ってしまうとパズルは完成しません。
集中力があり、熱中できる子はプログラミングに向いています。
一つのことに集中して考えられる子はプログラミング学習でも成長が早いです。
パズル・クリエイティブ系のゲームが上手
パズル・クリエイティブ系のゲームが上手な子どもはプログラミングに向いてます。
プログラミングはものごとを様々な角度から考え、答えを導き出す力が必要です。
例えば、Minecraftで大人でも驚くようなものを作り上げてられる子どもは次の力が優れています。
- 完成形がイメージできる力
- 立体的に捉える力
- 色を判別できる力
これらは自分がやりたいことに向けて、知識を集め、状況を把握し、考えられないとできないことです。
パズル・クリエイティブ系のゲームが上手な子どもは目的に向けて、知識を集め、状況を把握し、考えることができるのでプログラミングに向いてます。
自分で何かを作る、考える系のゲームが得意だとプログラミングにも強いです。
ものごとにコツコツ取り組める
プログラミング学習では時間をかけ継続して取り組む姿勢が重要です。
ものごとにコツコツ取り組む、粘り強さがある子どもはプログラミングに向いています。
✔よくある投げ出しポイント
- 先生に注意された
- 試合で負けた
- 練習が辛い
例えば、こんなときでも投げ出してしまいたい気持ちを乗り越えて努力できる子どもは粘り強いです。
一時の感情に流されないで取り組める子どもは継続力があります。
プログラミングでは地道に作業を積み重ねて1つのものを作り上げます。
嫌なことがあっても諦めることなく、最後までやり遂げる粘り強さがある子どもはプログラミングに向いてます。
嫌なことがあってもプログラミング学習を続けられる子は必ず成長できます。
じっくりものごとを考えることが好き
日常や遊びの中の疑問に対し、じっくりと深く考えをめぐらせる子どもは、考える力があります。
プログラミングにおいて考える力がないと目的を達成できません。
考える力が育まれていくと、周囲の変化にも気がつきやすく、相手の立場になって考え、思いやることができ、次第にコミュニケーション能力も高くなります。
人やものごとに対しても考える力がついていると、前もって失敗や問題を予想した上で計画性を持って、ものごとを進められます。
また、失敗や問題が起こった場合も、 じっくり考え分析、修正することで最終的には良い結果までたどり着けるでしょう。
じっくりものごとを考えることができる子どもはプログラミングに向いてます。
深く考えることは、誰にでもできることじゃありません。
調べることが苦にならない
わからないことに対して調べることが苦にならない子はプログラミングに向いてます。
たくさんの情報が溢れている現代では正しい情報を調べて見つけることは、簡単なように見えて思っている以上に難しくなっています。
わからないことを調べても、うまくいかない原因がわからず、答えが見つけられない場合もあります。
調べて答えを見つける過程を繰り返すことで知りたい情報を正確に見つける力が身についていきます。
自分で何を調べるか考え、何度も調べて考えられないと答えを導くことはできません。
わからないことに何度もぶつかるプログラミングでは調べることができる子の方がプログラミングに向いています。
わからないことがわかったときの達成感が好きなタイプですね。
失敗しても取り組む忍耐力がある
失敗しても何度もチャレンジし、取り組む忍耐力がある子どもはプログラミングに向いています。
プログラミング学習では失敗がつきものです。
遊びでうまくいかないことに対して、親や先生に助けを求め解決することは簡単。
助けを借りつつも自分で解決しようと努力することで忍耐力が育まれていきます。
忍耐力がないと失敗やわからない事をそのままになってしまい、やる気を無くして投げ出してしまうでしょう。
難しい状況でも決して投げ出さず、続けられる力、やり遂げられる力がある子どもはプログラミングに向いています。
プログラミングに失敗はつきもの。
諦めないで取り組める子はプログラミングに向いてます。
プログラミングが向いてない人の6つの特徴
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特徴:向いている・向いてない|メリット
向いてないときは?|始め方|まとめ
次にプログラミングに向いてない子の6つの特徴を紹介します。
- 地道な作業が苦手
- 深く考えるのが嫌い
- 課題解決能力がない
- 論理的な考え方が苦手
- 継続して努力できない
- 新しいことを学ぶ興味がない
この6つの特徴に当てはまっていても、興味や意欲があればプログラミング学習は可能です。
子どもの向き不向きはこれだけで判断できることではないので、向いてない子の特徴も参考程度に見ておきましょう。
もし向いてない特徴に当てはまっても、プログラミング始めたら意外とできる子もいます。
地道な作業が苦手
打たれ弱く、簡単に何事も投げ出してしまう子どもはプログラミングには向いていません。
プログラミングは地道にコツコツ続けることが必要です。
例えば、折り紙や工作で折るときに
- 順番や工程を間違えた時にやりなおさない
- 諦めて投げ出す
- 飽きてしまって興味がそれてしまう
このようなタイプの子どもはプログラミングも同じようになるかもしれません。
少しでも思い通りにならないと嫌になってしまうのは子どもではよくあることですが、すぐに集中力がなくなって続かなくなる子にはプログラミングは難しいです。
諦めが早く、地道な作業が苦手な子どもはプログラミングには向いていないでしょう。
細かい作業が苦手な子は、それ以外の方法で学ぶと良いよ。
深く考えるのが嫌い
深く考えるのが嫌いな子はプログラミングに向いていないでしょう。
プログラミングでは自分で深く考え、何度も試行錯誤して答えを導き出そうとする姿勢が重要です。
失敗や問題が起こった場合も、じっくり考え、分析し修正する事によって成長していきます。
例えば、クイズやなぞなぞを出題された時、
- 考えないですぐに答えを見てしまう
- 他人任せに答えを待っている
- そもそも考えることが嫌い
問題が分からないと少し恥ずかしさや悔しさを感じるので、本能的に避けようとする気持ちもわかります。
ですが、わからないことはすぐに諦めてしまい、考えることを放棄して諦めてしまう子どもはプログラミングは難しいです。
考えるのが苦手な子は多いですが、続けると考えることにも次第に慣れていきます。
課題解決能力がない
プログラミングでは目の前の課題を自分で考え解決していく力が必要になります。
✔課題解決能力とは
- 起こっている問題の原因を考える
- 問題を細かく分ける
- 整理してどこが悪いかを見つける
- 問題を解決する
これらの一連の流れができることで課題が解決できます。
課題解決能力が高いと、滞りなく問題解決に向け進行でき、なにごとも自力で進めるようになります。
プログラミングは幼稚園でやるダンスのように、教えてもらったことをそのままやれば良いわけではありませんし、答えが用意されいるとも限りません。
課題解決能力がなく「問題が何であるか」を考えないと、課題がうまくいかないためプログラミングを続けることは難しいでしょう。
何が問題なのか自分で考えられる子は少ないです。
論理的な考え方が苦手
論理的に順序立てて、ものごとを考えることが苦手な子どもはプログラミングには向いていないでしょう。
感覚的にものごとを捉えてしまう子どもはプログラミングをしていても、細かいところは見落としてしまいがち。
例えば、「なんとなく~~と思ったから」「多分~~だろうと感じた」という発言 が多い子は、感覚レベルで思考が止まっているため、論理的な考え方ができていません。
感覚的に答えてしまうと、正解に近いけど微妙にズレのある答えを出してしまいます。
プログラミングは一つ一つのステップの積み重ねのため、小さな問題がいずれ大きな問題になり、どこかでうまくいかず壁にぶつかってしまいます。
論理的な考えが苦手で根拠がなく、感覚的に考えて問題を解決してしまう子どもはプログラミングが難しいです。
自分のやったことを説明できない子は感覚で動くタイプです。
継続して努力できない
継続して努力できない子どもはプログラミングに向いていないでしょう。
コツコツ努力を積み上げられないと途中で諦めてしまいます。
プログラミング学習をする中で、継続して努力を積み上げることは何よりも大切です。
例えば運動会の演目のダンスを日々練習する時、「覚えるのがめんどくさい。」「覚えなくてもどうにかなる。」と言って努力しないと、結局うまくできないまま終わってしまいます。
すぐに結果を求め、継続的に頑張ることができない子どもにとってプログラミングは難しいでしょう。
嫌になることはあってもしばらく休んでも、やめなければOKです。
新しいことを学ぶ興味がない
新しいことに興味が持てない子どもは、現状の変化や刺激を嫌う傾向が高いです。
今まで自分がやったことがあるものを好み、新しいものにあまり興味を持たない子どもは学ぼうという好奇心も低くプログラミングに向いていないでしょう。
そういった子どもは今までに触れたことがある環境は安心安全かつ落ち着けるため、あえて変化を求めて行動を起こすことはありません。
もっと知りたいという興味関心が薄く、行動力が少ない子どもはプログラミングは向いていないでしょう。
新しいものに不安を感じ方は子どもによって違います。
それでも新しいものにたくさん触れると変わっていきます。
プログラミング学習のメリット
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特徴:向いている・向いてない|メリット
向いてないときは?|始め方|まとめ
プログラミング学習が子どもに向いていなかったら、他のメリットがある学習がいいと思う方が多いです。
数多くある習い事の中で自分の子どもにとって一番メリットのある習い事をしたいと考えるのは、親としては良い考えなのは間違いありません。
これからの時代はプログラミングのメリットは他の習い事よりも多いと言われています。
プログラミングのメリットやデメリットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
≫プログラミング教育の6つのメリットと3つのデメリット【人気が急上昇中の習い事】
プログラミング学習のメリット・デメリットが気になる方はぜひ知っておきましょう。
向いてない特徴に当てはまったらどうする?
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特徴:向いている・向いてない|メリット
向いてないときは?|始め方|まとめ
子どもがプログラミングに向いてなさそうと感じた方でも、まずは気にせずプログラミング学習を始めてみることをおすすめします。
プログラミングを学んで得られる成果は子どもの適性に影響しますが、向き不向きだけで成果が大きく左右されるわけではありません。
それ以上に学習の成果に影響するのが良い学習環境で学んでいるかどうかです。
向いてないと思っていた子でも正しく学ぶことで、才能が開花してどんどんプログラミングのスキルを身につけていくこともよくあります。
始める前に子どもの才能を判断できないので、まずはプログラミングを始めてみることが大切です。
向き不向きの特徴だけでは才能はわかりません。
まずはやってみましょう。
プログラミング学習の始め方
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特徴:向いている・向いてない|メリット
向いてないときは?|始め方|まとめ
プログラミング学習の始め方はは子どもの年齢によって変わってきます。
年代別の | 学習方法 | 内容 |
---|---|---|
幼児~小学校低学年 | 自宅学習 | おもちゃや絵本を使う |
幼児~小学校高学年 | ロボットプログラミング | ブロックを組み立てる・動かす |
小学校低学年~中学生 | スクラッチプログラミング | 学習用プログラミング言語で学ぶ |
中学生~ | 実際に使用される プログラミングソフト | 本格的なプログラミングのコードを書く |
これらの学習方法を子どもの年齢やプログラミングスキルに合わせて使い分けていきましょう。
プログラミング学習の始め方について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
子どもの年齢や興味に合わせて、始め方を選びましょう。
ロボットプログラミングとスクラッチプログラミングの違い
子ども向けのプログラミング教室は大きく分けてロボットとスクラッチがあります。
ロボットとスクラッチの違いがわからないという方も多いため、まずはこちらの表をご覧ください。
プログラミングが向いている子・向いてない子まとめ
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特徴:向いている・向いてない|メリット
向いてないときは?|始め方|まとめ
✔プログラミングが向いている子の8つの特徴
- モノ作りが好き
- 好奇心が旺盛
- 一つのことに熱中する
- パズル・クリエイティブ系のゲームが上手
- ものごとにコツコツ取り組める
- じっくりものごとを考えることが好き
- 調べることが苦にならない
- 失敗しても取り組む忍耐力がある
✔プログラミングが向いてない子の6つの特徴
- 地道な作業が苦手
- 深く考えるのが嫌い
- 課題解決能力がない
- 論理的な考え方が苦手
- 継続して努力できない
- 新しいことを学ぶ興味がない
短所はただ単に短所と言うわけではなく長所とも見ることができます。
自分の子どもが「地道な作業が苦手」の特徴に当てはまったとしても、そういった子どもは「好奇心が旺盛」な子どもとも言えます。
地道にコツコツ作業はできず、飽きっぽいという一面は実は色々なことに興味があるという特徴があるからです。
短所は長所にもなるのでプログラミングが全く向いてない子もいなければ、すごく向いている子もいません。
子どもは吸収力も早く、成長スピードも早いので特徴だけ見て向いていないと決めつけず、チャレンジすることが大切です。
「興味なさそうだし、うちの子どもは無理そう。」と思っていても、実際に子どもがプログラミングを楽しく学習し、思いもよらないものを作り上げることもあります。
まずは近くのプログラミング教室で自分の子どもが楽しんで学習できるかどうか、体験してみると良いでしょう。
子どもの可能性は予想を裏切ります。
向いているか気になったらとりあえずやってみましょう。